きちんと伝えねば、効果なし。

これまでにない不思議な3月のはじまりだ。
平日なのに、子供たちが、おじいちゃんおばあちゃんらしき人とショッピングセンターにいたり、高校生らしき若者が午前中からカラオケ店の前に集まっている。
なんだ?なんだ?
報道によると、原宿界隈にも、高校生たちが集まってきている?
映画館は入場禁止?禁止しているということは、来る高校生もいるからの措置だろう。

いきなり休業と言われても、準備期間も緊張感もなしに、突然、だらりと長い春休みが始まってしまったような感じで、若者にとっては、「だって、暇だもん」ということだろう。何も示されていないから、たんに暇になってしまう。育ち盛りの若者がそれでは、もったいない。

休校という対策の意図は少しは理解したいが、休むなら、必要なところ、必要なタイミングでいいし、いずれにせよ、きちんと準備して、事前の確認や説明を具体的にしてからにすべきだろう。
言いっぱなしでは、現場も混乱し、結局はもっとも感染者になる可能性がある若者たちにその意図は伝わらず、今回の迷断(英断とはいえない)が心配どおり逆効果になりそうだ・・。

きちんと伝える。

なぜ、今、こうなのか。だから、こうしてほしい。この感染症の恐ろしさをきちんと伝え、対策を講じるべき。
今回の問題こそが、いい教育の題材になるのに。

いいかげんに場当たりなことはやめて、その真意がきちんと理解され、協力されるようにつとめるべき。

ここでもコミュニケーション力が問われている。

きちんと伝えるには、全方向から、よく考えないといけない。

そして、過剰反応の前に、冷静に、そしてきちんと適切に対応すること。

と、情けない対応を見ながら、コミュニケーションの大切さをまたもや痛感している。

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