50代半ばまで生きてきても、自分の来た道をこれで良かったか?と
自問することは多い。
後悔はない。
ただ、自分というひとりのちっぽけな生き物の来た道を
振り返り、これか、こういうことか、これでよかったのか
と改めて思うのだ。
本当はこうであったら良かった。
もしこれがこうであれば、こうなっていたかも・・
など、
人生タラればを思ってみるが、現実はこうなのだ。
3月は各所で小さいながらもコンサートをやって、楽しみに待って
下さる方へ春をお届けしたいと思っていたが、コロナの影響で
それもかなわなくなった。これは小さな出来事にすぎないが
もし、それがなければ・・・と想像することはたくさんある。
人生は、小さな事件と経験の積み重ねで、人はその節目や関所で
荷物を下ろしては背負って、再び自分の歩いていくのだろう。
いつも、タラれば・・・は消えない。
それを思いながら、現実を生きながら、自分が持つべき荷物を背負って
死ぬまで進むのだろう。
今持っている荷物。これは実は選べないのかもしれない。
努力することで、それを軽くしたり、なくすこともできるかもしれないが、
できる限り、背負う荷物は軽くしたい。
そのために、もし私がこうならば、できたら、できれば・・・の気持ちを
忘れずにいきたい。