何ができる?何をする?改めて。

自分のことしか考えず、自分のしたいように生きるという生き方もある。
一方、わが身よりも、他の人のことを考え、努力するという生き方もある。
それぞれの人生、それぞれが選ぶ道でよいと思うが、
最近、中村哲さんの生き方と人生の終わり方を知り、改めて自分はどうするべきか?について、改めて考えるようになった。

20年前の中村さんのインタビューを拝見し、胸が熱くなった。
このころからすでに、アフガニスタンの治水工事に着手されていたのだ。
水がなければ生きられない。水があれば生きられる。
病気はあとで治せる。生きていることが大切。いのちが大切。
医者は命を守る仕事だ・・という概念から仕事の領域が広がったという。

なんと、なんと素晴らしい生き方なのだろう。
言葉だけでなく、そこから伝わる人柄、聡明さ・・・。そして自分の信念に従って行動されるその勇気と持続力。そこには喜ぶ人たちの顔があったのだろう。

さて、私は医者でもなく、病も治せず、大したことは何もできない。

でも、人の役に立つことが何かできないか?

最近、そのことについて、さらに考える。

おそらく私の場合は、歌と言葉で、人に元気を与え続けること・・・。
できることから始め、もっと勉強して、もっと役に立つ人になれるように
と改めて思う。

まだ間に合う。
ぼーっと老後を過ごすのは、環境問題的にもよろしくない。
どうせ生きるなら、だれかの役に立つように・・・。

中村さんは生きて、そしてその死によっても人々に大きな勇気を与えている。
こんな人が、このような考え方の人がもっと増えるといい。
足元にも及ばないが、少しでも実行していきたい。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク