いろんな力のおかげで。

父が病院からいわゆる介護サービス付きの老人ホームといわれる施設に入所した。病後のケアやさまざまな観点からの検討の結果、そうなった。

病院と住宅。これは全く違う。治療から生活へ。
もちろん、自宅へ戻れるのが一番理想であるが、完治しない体調での復帰はなかなかむつかしく、介護のプロのお世話になることになった。

この決定にも迷い、悩みは尽きないが、それでも今できることとして考えたベストの選択。家族の合意でもある。(父本人には満足ではないかもしれないが)

何でもお世話になってみないとわからない世界がある。
今回、父の病気をきっかけに、医療・福祉業界の一端を知る機会ができ、
自分が関わるビジネスの社会や現役で元気に過ごす人たちとの世界がすべてではないことを身につまされながら、自分の無知、勉強不足も知ることになる。
でも、必要に迫られて知ることで、世の中が見えてくる。

いろんな方のおかげである。
病院でも、医師、看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚療法士のみなさんにお世話になった。
今回も管理者、ケアマネージャー、生活相談員など・・いろんな役割をもった人にお世話になる。この役割分担がきちんとできており、しかもチームで皆さんきちんと対応されているところが素晴らしい。

元気なお年寄りから、看取りまで。
いろんな状況に合わせ、皆さんのチカラが発揮される。
無理しながら親の世話にあけくれ、疲れ果ててしまう人生よりも、プロに任せることでみんながうまく、ハッピーにいくこともある。

今回は、改めて、みなさんのチカラのおかげ。を実感することになった。

父が少しでも、楽しく幸せな毎日を過ごしてくれるように。

もちろん自分ができることはし続ける。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク