一杯で始まり、一杯で終わる。

気がつけば、毎日の暮らしは、いろんな一杯に支えられている。

カップであったり、グラスであったり、形状も中身も違えど、

一杯が1日の暮らしを豊かにしてくれている。

例えば、目覚めは、いっぱいのカフェオーレ。まさにブレイクファスト。しっかり1日が始まる。続いて必要な日は、いっぱいの味噌汁もいただく。
ゆっくりいただきながら今日出会う人達の顔をゆっくり思い浮かべる。
この人には言葉を、この人にはこんなこと・・・・・をいうように。
そんな楽しい予習をしながら、あたたかいものを一杯いただく時間は
とても幸せだ。
仕事で疲れ、ちょっと一服したいときには一杯のクラムチャウダーをいただく。
あ、これはあの人達が作ったのだと作っている人たちのことを思い出す。

また違う日には、一杯のホットチョコレートをいただき、30年前に

パリの地下鉄内で助けてくれた恩人のこと思い出す。

「ショコラはエナジーよ。」そう、ホットチョコも飲むエネジーだ。

夜は一杯のスパークリングワインで、一日がんばった自分と乾杯。

とこんな風に一日一杯が何度も続き、元気に一日を終えることができる。

一杯の幸せとともに、今日も幸せをかみしめて・・・。

と、一杯のカフェオーレをいただきながら・・・。


カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク