「労働」という言葉については、自分の働き方とは違うと思って生きてきた。
なんとなく、自分でなくても誰でもできる、どことなくやらされ感がある・・
そんな響きの言葉に思えていた。
どうせならば、誰でも出来る仕事ではなく、自分しかできない仕事をつくる方が自分に合っている。どこかに何かに依存するのではなく、自分で責任が取れる仕事の方がやりがいがあると思ってきた。
定年とは、旧時代の会社組織の発想と思ってきた。世代交代することで、組織を新陳代謝していくために、必要な制度。あるいは仕事とは一定の期間の人生の役割という考え方だったのかもしれない。ひと昔前は、これで良かった。現役時代を終えた人たちがご隠居さんとして静かに暮らす・・・。そんな時代は今は昔。
という感覚だ。
超高齢化社会。定年後に新たな生き方を求め、挑戦する人も増えている。違う環境で従来の肩書きにとらわれず生き始めている人生の先輩たち。いろんなケースがあるが、生涯勉強し続け、社会とともに生きていこうとしている人は素晴らしいと思う。
とっくに定年という概念と無関係の人生を選んでしまった。だから生きている限り働く。
元気で健康であれば、それが可能。ー生きている限り仕事を。
生きること自体が仕事であるから、止まってぼーっとはしていられない。