花屋で綺麗にディスプレイされているお花、色とりどりでとても美しいし、いただけばとても嬉しいし、誰かに贈るのも楽しい。ちょっとハレの日気分になる花々。
切り花も鉢植えもいい。とても好きだけれど、花を人で例えると、、、。
自分はどんな花?どんな花になりたいのだろう。
ブーケもアレンジメントでも、高価なランの花ではない。一輪挿しに生けられた赤いバラでもない。
街の公園や道路の脇、田んぼのあぜ道、川原にひっそり咲く野の花。
これらに興味を抱く。
小さいけれど、しゃんとして、小さいけれど胸を張っているような。
小粒でも美しく、ひとたび見れば目を離せなくなる。
小さいからかわいらしくもあり・・。
「こんなところに咲いていたのだ。」
と気づいた人が驚くような。
誰にも抜きとられず、じっと自分の意志で咲き続ける。
そんなのに咲き続ける紫の小花。
そんな存在がいい。
一生懸命生きていれば、誰かの目に留まるのだ。
誰かの世話になり有名になる必要もなく。
ただ、自分は今、ここにいるのだ。
と胸を張って、自分なりの花を咲かせたい。