何語で歌う?美しいコミュニケーションを。

ライブをするとき、いつも気になっていたこと。

歌はメロディだけでなく、歌詞もお客様にお伝えするもの。
いい歌だね~と思うのは、意味がわかってこそ。

もちろん私自身が、意味がわからないで歌うのはあまり得意でなく、
それは一見、格好いいかもしれないが、聴く人からすればおかしな
言葉であったり、何か違うのかもしれない・・。

そんなことから、歌は聞く人にも、歌う人にもわかる言葉で
歌うのが一番と思うようになった。
外国の曲であっても、訳して日本語にして歌う方が良い。
と思い、これまで勝手に訳詞をして歌ったこともあるが、
基本的に歌は母国語で歌いたい。もちろんムードが伝わることが大切な時はそれ以外もいい。要するに何を伝えたいか、で言葉が変わる。

もちろん、もしいつかスペイン語圏でザビエルの歌を歌うことになれば
スペイン語で歌うよう、歌えるようにする。

今年最後の朝。テレビからウィーン少年合唱団の歌声が聞こえてきた。こちらは言葉がわからなくても、その声、ハーモニーだけで十分美しい。歌で心洗われる。滝廉太郎の荒城の月を日本語でも歌っていたが、ちょっとぎこちなく、でも美しい少年の声に感動した。

言葉の力、ハーモニーの力、声の美しさ。歌には無限のコミュニケーション力がある。美しいコミュニケーション、来る年は、ここも注力していこう。

2019年大変ありがとうございました。


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