この少子化社会のなか、仕事で六人のお子さんをもつパパに出会った。
毎日が台風のようだと笑いながら言われるが、想像するだけでも、どんな生活になるんだろうと、ただただ尊敬。
昼間は奥さまがお子さんの面倒を見ておられるが、夜はもちろんパパも子育て参戦!お風呂を入れるだけでも重労働ではないかと思うが、
「ま、楽しみながらやってますわ」さすがの八人家族の世帯主。
さて、その方はなるべく早くうちに帰らねばならない。
定時が17時半となれば、それまでに必死に仕事を早く終わらせなければならないので真剣勝負の毎日だ。だから自然と仕事もよくできる。
自分でリミットを設けているから、がむしゃらになる。それはよく理解できる。
毎日のリミットももちろんいい。
そして、最近思うのは、人生の気持ちの上でのリミットだ。
余命何年とか医者から言われてのリミット・・ではなく、
自分で決めてそれに向けてがむしゃらに生きる・・・そのためのリミットならば
意味がある。
もちろんそのあとも元気に生きていれば儲けものだ。
たとえば残り1年しかない。と思ってみる。
そうすると、危機意識も自分のなかに芽生えてくる。
リミットを自分で設定する。
これでそこに向けての引き算の人生が生きられる。
だらだら生きている場合じゃない。
と、六人のパパの横顔を見て、私も背筋が伸びた。