昼間、突然、これらの写真がe-mailにて届いた。
ブエノスアイレスから。3年ほど前に、この町に眠る尊敬する歌手のお墓参りに乗せてもらったタクシードライバーのMIGUELさんからだ。
もうしばらくそのことは忘れていたため、そのメールに驚いた。
そしてこれらの写真の添付。これは私が大好きなアルゼンチンタンゴ全盛の火付け役ともいえるカルロス ガルデールの住居とそこに向かう地図看板の写真だ。
一緒に墓地巡りをしたときに、このカルロスのお墓も案内してくれたミゲルがおそらく、カルロスの住居の近くを通ったとき、私のことを思い出してくれたのだろう。わざわざ日本からアルゼンチンの歌手のお墓参りにきた女性・・。きっとそんなことが思い出されたのだろう。
これらの写真は私へのクリスマスプレゼントだという。
なんという素晴らしいギフトだろう。実は今年もブエノスアイレスに行きたかった。でも今年は叶わず。NHKのスペイン語講座を見ながらブエノスアイレスが題材になっていることに親しみを抱き、懐かしく眺めていた朝。
まさかその数時間後に、現地からこんなメールが来るとは驚きだ。
タクシードライバーが町を走る。ある場所を通過したときにある客を思い出す。
なんて素敵な物語だろう。
来年は、愛するタンゴ音楽のプレイヤーたちに逢いに、再び足を運んでみよう。
MIGUELにもお礼を言いたい。
地球の裏側から届いたクリスマスギフト。最高の贈り物だ。いい今年の締めになりそうだ。グラシアス!