日本海にはだいぶ慣れてきた。物静かで冬がよく似合う姿が好きだ。このたび運転終了となってしまった特急でも、車ででも隣を走っていると落ち着くというか、なかなかいい。夕日も美しい。
一方、日本にはもうひとつの海がある。わが曲「かもめりぃ」もこちら側の海を見て生まれた曲。
新潟出張の翌日には、新たなる仕込で反対側へ出向く。太平洋側の海は、どこか陽気な明るい、突き抜けた感じもする。初めて太平洋を見たとき、「海に御舟を浮かばせて 行ってみたいな よその国」と歌をくちずさんだ。ここから外国に行けるんだ。夢の旅の出発点という感じがする。もちろん海は夢も乗せるが危険も伴うが穏やかな表情に接している限りは、その夢が膨らむ。
夢を見るには、海も良い。日本人はきっと海に思い入れが強い民族だと思う。
ゆっくり春を迎える房総で、春からの挑戦について、朝の海に抱かれて新たな妄想を加えてみたいと思う週末だ。
たまには、違う海を
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