12月17日は人生の先輩としてもっとも尊敬するベートーベンの誕生日だ。誕生日が2週間のご縁とはありがたい。今年は249回目の誕生日になるとのこと、そう、来年2020年は250周年を迎える、特別な年になる。
この家の3階、屋根裏で、ベートーベンは母マリアさんから12月17日に誕生したと思うと、想像が膨らむ。誕生したばかりの赤ちゃんを見て、マリアさんはこのルードウィヒの人生をどう想像しただろうか。このマリアさんはベートーベンが17歳のときに亡くなってしまうので、作曲家として大成したご子息のことはご存知ないのであるが・・・。
来年に向けて、生家を生かしたベートーベンハウスの展示室はリニューアル中。
ここに来ると、ベートーベンが耳が聞こえず想像の世界だけで、後世に残る美しいハーモニーを書き続けたことを想像し、なんとも言えない気持ちになる。
クラシック。古典。これは古くならない。永遠に、いつも美しい。時代を越えて、陸を海を越えて普遍なのだ。
人間は死して、作品を遺す。
子どもを後継ぎを遺さなくても、250年もの間、人々に愛される作品を生めるなんて本当に素晴らしい。
来年、私にとっての関心はこちらの2020。
これを機に、新たなひとりプロジェクトを開始しようと決意する。
ベートーベンのおかげで、幼き日の自分の世界が広がった。
ベートーベンが生きた時代も、街はクリスマスでにぎわっただろうか。
町を散歩しているベートーベンを想像しながら、新たな発想をたどる。