長崎のおもてなしは、よかね。

長年応援している長崎のカステラ屋さん。世界遺産となった大浦天主堂の真下にある老舗である。
長崎に行けば、必ず寄り、行かなくてもどこからでも注文したり、PRしたり・・。気が付けば親戚のようなおつきあいになってきたかも・・。
久しぶりに店に寄る。
カフェスペースに座って、お茶とカステラをいただきながら、用事をしているとそこの次男、ゲンちゃんが急に現れて、「今尾さんのイメージでケーキつくってみましたよ」と写真のケーキを見せてくれた。
当店ではイートインもあり、そこでは手作りケーキも提供しているが、このシルエットが入ったケーキは新商品のようだ。いろんな絵柄ができるそうで、ショーケースに入れておくとお客さんが好きな絵柄を選んで、召し上がるそうだ。
3年前だったか、この隣の旧上海銀行長崎支店の建物で、コンサートをした。大雪の日だったが、ゲンちゃんは家族と一緒に応援に来てくれた。ケーキの白いシルエットの絵柄が雪の日のコンサートも思い出させてくれる。
このケーキ、プレゼントしてくれるという。
いただくのがもったいなく、翌朝まで眺めていた。

長崎の人は、京都とはまた違った、おもてなしの気持ちがある。
港町ならではの、旅人をあたたかく包むという感じだ。

しばらくバタバタと動き回っている日々のなか、大きな癒しとなり、疲れもとれ、新たな優しい力をもらった感じがした。

ゲンちゃんと約束する。
「来年こそは、隣の会場で(旧上海銀行)一緒にコンサートやろうね。」
そう、彼はダンサーでもある。ダンスミュージックに挑戦するのも良し。
港町長崎。訪れるたびに抱きしめたくなる出会いや交流がある。

ちょっと早いバースデーケーキをいただき、心から感謝感激。

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