隣町感覚なのに別世界。

香港マカオといえば、日本人以外にも著名な観光都市としてセットとしてなじみ深い。香港に行くならば、マカオにも・・。もちろんカジノが好きな人はマカオに・・・。
香港からジェットフォイルに乗って1時間ほどのマカオ。
新潟から佐渡へ行く感覚にちょっと似ている。
返還前は、外国なのに海をまたいだ隣町のような・・。返還後も特別自治区同士、セットとして多くの観光客を集めてきた。
当時は香港が断然メイン的存在。香港だけ行く人はいても、マカオだけに行く人はギャンブル好きな人ぐらい?マカオに行くなら、香港とセットというケースが多かったはず。

返還後は、マカオがカジノ革命?アジアのラスベガス化に向かい、大規模な工事を繰り返し、行くたびにホテルやカジノが立ち並び、驚くばかり。その利用客は多くは中国人。
観光とギャンブルを兼ねて、豊かな生活を好む中国人はマカオは身近な観光地として成長を続けている。現地の人にきくところによると、中国からマカオへの訪問は、年に一度の日本旅行の比ではなく、毎週末でも行ける観光地(カジノ)なのだそう。

今、香港は大変危険な状況にある。観光客も劇的に減少している。ビジネスにも悪い影響が出ており、今後も大変心配だ。

一方、そんななかでも、マカオは活況。多くの観光客が訪ねてきている。

マカオのホテルスタッフにたずねると、
「香港は、デンジャラス・・」
この一言が、印象的だ。

セットの観光地として、繁栄していた時代が大きく変わろうとしている。

マカオでは、2020年に向けてさらに巨大なカジノ施設が建設されている。

来年に向けての建設ラッシュが進行中で、マカオ人から見たら、東京オリンピック以上に、2週間で終わるのではない大きな変化に緊張気味である。

十数年前、何もなかったコタイという静かであったエリアが、今やマカオの
カジノメッカのひとつとなっている。

日本より近いマカオから、香港の鎮静化・情勢の回復を心より願っている。
歴史は・・・いい方向に発展するとは限らない。

隣町感覚なのに、こんなにも平和で、繁栄を続ける大陸に隣接し、大陸と関わる国際都市・・・。今後の発展はいかに?

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