父の話題が続くが、今回も・・。
倒れた直後は、あまりの急変ぶりに、本人も周囲もショックで、お見舞いに来ていただくのもちょっとためらいがあった。
元気でない様子を、変わり果てた様子を人様にさらすのは、どうも・・である。
しかし、病態が落ち着いてくると、だんだん入院生活にも慣れると、退屈になってきて見舞いが一番の薬にもなる。
おかげさまで、父のことを心配して、いろんな方がお見舞いに来てくださる。
手が動き、鉛筆が持て、字が書けるまで回復した頃から、毎日誰が来てくれたかをメモするようになった。
誰も来てくれないと、寂しいと思うぐらいだそうが、
「そう、誰も忙しいから、毎日もこれないよ」
と言わねばならないほど。
まだ食事制限があるにもかかわらず、お好み焼きを焼いてもってきてくださったり、信仰している山のお水をとおもちになったり、雑誌を届けていただいたり、
足をマッサージしてくださったり・・・。
いろんな方が見舞ってくださっていることが、回復につながっている。
デイサービスでお世話になっていた施設のみなさんも、気にかけてくださって
顔を見に行くと連絡をいただける。
人を元気にするのは、応援である。
父が本当に元通りになってくれることを、期待したい。
周囲への感謝を忘れずに・・・。
極限状態に近づくと、人間はいろんな意味で、素直になれるのかもしれない。