作家も、作曲家もよく散歩をするという話を聞いたことがある。
実際、お世話になったNさんも生前、毎日1時間ほどかけて散歩されていた。もしかしたら朝と夕の2回だったかもしれない。
ベートーベンなど名だたる作曲家でも伝記や残されているエピソードなどを読むと、散歩が日課のように出てくるケースは多い。
散歩や旅は、創作活動に欠かせない自分との対話の時間だ。
さまざまな事象を観察することも大切であるが、世界を見ながら、自分としっかり対話できるのが、この散歩の時間。
私も歩けると思った日には、ちょっと無理してでも、2時間でも何時間でも歩く。もともとリサーチに散歩は効果的であるため、歩くことは宝さがしのような感覚でいるが、自己との対話にも欠かせない。
頭を整理したいとき、頭を切り替えたい時、新たな構想、発想が必要なとき・・
歩きながら、考えるのは最高である。
世界が動いている中で、自分もそこにいることで、ほどよい刺激になったり、
いろんな発見も生まれてくる。
体力づくりにももちろん良いが、
自己との対話のために、よく散歩をする。
これからの季節は最適だ。
つらいとき、かなしいとき、表現したいとき、頭をひやしたいとき・・・
散歩は万能。もちろん歩きすぎには気を付けたい。
昨日は約16000歩。名古屋にいるにしては、多めの歩数となった。