もしも、自分だったら・・

今回の台風の被害状況について、報道各社が積極的に取り上げている。

それにしても、一般の視聴者からの投稿の多さに驚く。こんな危機的な状況にでも、人は撮影をするものかと・・。その状況に自分も身を置けば、その行動も理解できるのか?今は理解できないが、それは別として、
映し出される惨い情景を画面越しに見るだけでも、身がすくむ思いである。
もし、あんな風に自分が乗っている車が水に埋まってしまったら、中に家族が乗っていたら、家がみるみるうちに浸水したり、崩壊してしまったら・・。
もしその家がローンを組んだばかりであれば、借金だけを背負う人生は考えられるか、屋根が飛んでいったうちで修理を待つ気持ちは、泥だらけになった家屋の掃除をする大変さは・・・。
いろんなことがすべて、想定していないことだ。
もちろん想定するが、それでも自分にはふりかかってほしくない事態だ。それでも、時にそんなことも我が身にふりかかってくる。いつなんどき、それは誰にもわからない。

そんななか、心ない言葉を発する人もときおられるようで。
本当に自分の身だったら・・と思う瞬間があれば、そんな言葉は出てこないはずだ。

どんなときも、もしも、自分だったら・・の姿勢を忘れずに、いたい。明日は我が身である。自分には関係ないと思っているほど、不幸なことはない。あるボランティアの方が、「一番つらいのは、被災された方たちなので、自分たちは寄り添うしかできませんが、、」とインタビューに応えておられた姿が対照的に見えた。

どんなことも、明日は我が身。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク