ふるさとの歌が、またできた。

先の投稿でも書いたが、わがふるさと、岐阜の長良川の夏~初秋の風物詩は鵜飼い。写真はそのクライマックスのときの写真だ。ちょうど対岸にいて、この水面に移る漁火に感激してシャッターを押した。

この様子から、松尾芭蕉の一句が思い出され、とても共感。

この短い句とこの風景はまさにぴったり合う。
おもしろうて、やがて悲しき 鵜飼かな。

この句に勝手にメロディがついて、すらすらと曲ができた。
タイトルは「やがて・・・」早速、グラン・ルー記念日のコンサートで初披露。
地元の方が多いだけに、大変ご好評をいただいた。

やがて・・・

おもしろうて おもしろうて 
やがて かなしき 鵜飼かな
おもしろうて おもしろうて
やがて かなしき 人の世は   

闇に映える 漁火の夢が
ほどなく消えて 水面落ちる 
闇が包む  すべての時を
見た夢は何 消えて流れて

おいかけても おいかけても
やがて 旅は終わりだと

探しても 探しても
やがて かなしき 人の世は

闇を照らす 漁火ひとつ
ふたつみっつ そしてむっつ
拍手が沸いて 時は止まり
そして闇が包み、終わる。

おもしろうて おもしろうて 
やがて かなしき 鵜飼かな
おもしろうて おもしろうて
やがて 涙 あふれてる 

単純だけれど、ちょっとだけ、侘び寂びを。

 

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