がんばれ、がんばれと、心の糸電話

入院している父。何かあってもとりあえずは病院で対応いただけるということで、こちらも普段どおりの生活をさせていただける。
現在の医療介護は本当によくシステムが整っており、また高齢化社会のおかげで同じ経験をされた方も多く周囲におられ、教えていただけることが多く、本当に
本当にありがたい限り。
出張が終わったら、早く病院へと思っているが、今はそこにいないし、ずっと一緒にもいられないことが続くだろう。
でも、いつも心の中で、父に向かって呼びかけている。
「がんばれ、がんばれ、とうさんがんばれ」
人間は、思えば必ず心でつながると思うのだ。

どこにいても、いつでも呼びかける。
「ぼけたらあかんよ。しっかりしてよ~」
涙ぐんでいる父が浮かぶ。

まだできることがある。まだやれる。
このピンチをどう切り抜けるか、活かしていくか。

心の糸電話をしながら、人生が次のステップに移っていっていることを感じる。

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