お会いする社長さんたちとの会話で、時折こんな言葉が飛び出す。
さも、いいことを言い、言葉巧みに、一見説得力ある物言いをするが、そのあと
「やるのは、あなたたちですから!」と言ってくるところに違和感があるとおっしゃる。
コンサルタントの定義づけを明確にしないといけないが、専門家としての知恵を相手に提供する人、あるいは特定分野の専門的な知恵を提供できる専門家とでもいうのであれば、自分もそういう分野の仕事もしている。
税務上も、企画コンサルタントとなっている。
しかし、「コンサルタントです」と言って、名刺交換をすることはしない。
あくまでも、コミュニケーションクリエイターであり、その中にコンサルティング業務も含まれているだけのこと。
言いっぱなし、やるのはあなただから!の言い捨ては、知恵を授けてもらった側としては、じゃどうやったらいいの?という話になる。
もちろん実践するのは、主体は企業である。
でも、どうしたらいいかわからないならば、わかるところまで、できるところまでサポートできた方がより具体的な成果が出やすい。
寄り添うという言葉は、ここでも当てはまる。
自分の理屈だけを述べてあとは知らない・・ではなく、相手にあわせた処方箋を描き、時々サポートしながら見守る期間も大切だ。
コンサルタントが好き。という人にはあまりあったことがない。
これからも、名乗らないまま、本来の仕事を続けていきたい。
お役に立ってこその仕事である。