「共有」という共有ワード

ネット社会が生み出した現象、言葉のひとつにこの「共有」がある。
私が会社勤めとしていた二十数年前は、社内で「共有しておきましょう」
というセリフはあまり聞かなかった。
その後、電子メールが普及しはじめて、Ccすることで関係者同時に同じ情報を共有するということが常態化した。
そして、この数年、いや2~3年のうちに、「共有しておきます」「共有お願いします」という言葉がビジネスの会話で随分と使われるようになった。
共有する・・同じ情報を得ているという状態。メールをCcすることがたぶん、一番馴染みの方法であるが、このように簡単に情報の共有化ができるのは、助かる。
そのほか、ネットでは拡散という言葉もよくつかわれるが、個人的にはこのスモーキーな感じの言葉はあまり好まないため、意識して使わない。
それに比べたら、「共有」というのは、悪くない。
組織で仕事をするには、この「共有」は大切なこと。認識のレベルを同じにしておくことが、ビジネスでは重要なのだ。チームワークに「共有」は欠かせない。

この「共有」という言葉。もっとネットの世界に寄せると、「シェアする」という意味になるようだ。情報を分け合う。見ている知っているだけではなく、自分の発信に引用したり、投稿したり、情報をともに生かす行為自体も含んでいるようだ。

共有もシェアも信頼があっての活動。言葉や容易であるが、考えれば慎重さも大切だと思えてくる。

いずれにせよ、情報を大切に扱うようにしたい。あくまでも受け取る側のことを
忘れずに・・。

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