今日は、74年前、長崎の原爆が投下された日。広島の悲劇からたった3日。誰があの異国情緒豊かな、そして深く悲しい祈りの歴史を持つこの街にそんなことが起きると誰が想像したことだろう。資料でしかわからないが、それでもその惨さを知るには十分すぎる。
大好きな長崎の浦上地区を今一度頭に描き、何度も廻った永井隆博士の住まいや記念館のあたりを思い出しながら、被爆したマリア像を思い浮かべながら、
74年前にあの周辺に起きたことを想像しながら、多くの人々が被害を受けられたことを思い、祈りを捧げる。
「長崎の鐘」という名曲は、永井博士 がモデルになっていると聞く。原爆でひとり残された博士の奥さまに寄せる思い、レクイエム。あまりに悲しく美しい。
長崎は何度も悲しい歴史に立ち向かってきた、強い町。
この力に心から敬意を表し、改めてエールを送る。
悲しい経験はくりかえしてはならない。
争いごとは幸福につながらない。
長崎の町に、今日は鐘の音が響く。じっと耳を澄まして、心で聴きたい。
74年前の長崎の朝の長崎港はどんなだっただろう。
もう二度とまさかの事態が起こらないように、心から祈りを込め、
今日は、その曲を口ずさみながら、同じ空のもとで生きていることに感謝をしながら大切に時を過ごしたい。