仕事でお世話になっているある方から、少し緊張する、重要な打ち合わせを終えたあと、「今尾さんは、いつも元気でいいですねー。どうして、そんなにニコニコしていられるんですか?」と聞かれた。
普段、自分ひとりのときは、思い出し笑いやよっぽどうれしいことがあった時以外は、多分笑っていない。家人からはパソコンと向かい合っているときの顔は、怖いぐらい、悲痛そうに見えることもあるらしい。確かに企画の仕事とかは「うーん」と唸るほど考えることも多いため、若いときにすでに眉間のしわはくっきりついてしまった。だから、わが人生いつも笑っているわけではない。
でも、人と向き合うときは、まったく別だ。
誰かとお会いするときは、無意識に笑っているようだ。いつの間にかそうなるようになったのかもしれない。
先ほどの方への答えは、「生きていればいろいろありますが、でも、自分が商品ですし、人様に元気がないところを見せても意味がないですし。また皆さんからいつも『元気な人』と言っていただくのでそう思っていただいている以上は・・と思います。」といったような内容。それをニコニコしながら言う。
社員に「笑顔!笑え!」と言っても自然にはなかなかできないと思う。笑いは言われてすることではない。おかしいから笑う、面白いから笑う、うれしいから笑う・・・これが人間だ。仕事で無意識に笑えるのはプロ意識が必要だと思う。
「鏡を見て、笑顔の練習をしましょう。」とこれまで何十回も研修でお伝えしてきたが、さて、世の男性たちはどこまで実践してくださっているだろうか?ちなみに私は、人様に「笑って!」というよりも、面白いことを言って、笑わせる方が好きだ・・。
「なんで、いつもニコニコしていられるんですか?」
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