雪解けの春。再会の喜び


半年ほどのご無沙汰か。ずっと闘病生活を続けておられる方との再会には、
思いが募る。また会えるかな、いや、絶対会う。
頑張って治療を続けておられるのだから、絶対によくなるはず。
手術や抗がん剤治療を繰り返し、何年か。
とにかく発病以来、ずっと自らの人生にまっすぐ向き合い、やれることを
やり尽くしておられる。その勇気、努力にも頭が下がる。
もし、私が彼女だったら、そこまでやるかどうか。といつも尊敬しながら
応援しながらの歳月。
 冬は雪が降るから、静かに療養。
ここ、何年も冬は冬眠の季節のごとく、
春を待ってお会いするようになっている。
今年もそうだ。
「春になったら会いましょう」なんどその言葉をかけてきたことか・。」
そして、早く雪解けの季節が来るようにと祈り、願う冬を越す。
その約束がかなって、会うことができ、お互い大笑顔で喜んだ。

2時間ほど、ブランチしながら治療のこと、仕事のこと、
家族のこと、音楽のこと、ホスピスのこと・・・話題は尽きぬ。
人として、おかげさまの気持ちを持ち続けること・・。
これが病気をされて改めて分かったことだと教えられる。

「疲れてきたので、そろそろ・・・」そうだ。元気に話していても、
無理をさせてはいけない。

何度も笑顔で「またね」と言って、別れを告げる。
絶対に、また会えますように。
天国にいくのは、もうしばらく後ですよ~。
冗談を言いながらも、こればっかりは・・・と思うが、でも言う。

また会えますように。そう思わせてくれる人との時間は大切にしたい。


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