リーディングドラマの手ごたえ上々

自分で参加するくせに、実は、朗読劇なるものを、劇場できちんと観た経験はなかった。演劇はわかるし、朗読もテレビなどでは見たことがあるが・・
ライブでいえば、音楽ライブも、演劇も、寄席もその空気は自分なりに把握しているつもり。観客として、演者として。どちらもライブは同じ空気のなかにいるということでの緊張があることは、わかっているが、
いずれにせよ、朗読劇は初めて、朗読劇で演奏というのも初体験だ。
でも、イメージはできていた。こんな感じだろう・・と・・。


今月29日よりいよいよ、その初の朗読劇中演奏を行う。行ける練習は2回のみ。
そのうちの一回目に参加した。
役者たちがほぼ読み合わせし、流れも整い、全体がつながってきた頃に、演出としての演奏が加わる。
台本を片手に、作家と一緒に「ここはこの曲、ここはあれにしよう」と、劇中に私のオリジナル作品のパーツをはめ込んでいく。ありがたいことに、これまで作った曲から選べるということで、助かる。
作家が自分のイメージどおりの作品に仕上げるために、私の曲を選ぶ。その曲を奏で、場面のイメージに合っていることが確認できると、作家がとても嬉しそうに微笑む瞬間がたまらない。
もともとそのためにつくった曲ではなかったが、そのために用意されたかのように場面に良く似合うのは、不思議。
作家のセリフと、私の演奏がなかなか良いハーモニーを奏でる。

朗読劇は役者の演技が言葉中心になるため、音楽は必須だと改めて感じ、今回の試みに手ごたえを感じる。

初顔合わせの役者たちとも、なかなかいい感じでコミュニケーションがとれ、もう何回も一緒にやってきた仲間のようになる。
今回の役者も粒ぞろい、なかなか味があって、うまい。
そして、彼らも演奏が入ることを、大変喜んでくれた。このことがとても心強い。音楽が入ると、全然違ってくるのだそうだ。立体的になるというかそんな感じだろうか?

今回上演する劇場は、立派なホールとかではなく、下北沢らしいカフェである。しかも空が見えるカフェだ。
作品に合っている。
ぜひ、みなさんに御覧いただきたい。
不思議な空間で、今年度のせわしない時期に、三連日の上演となる。開催日により、劇の後に私のミニライブも行う予定。劇中で演奏した曲から何曲か歌う。

「真夏の雪」素敵な作品になる。
予約は、こちらよりお願いいたします。

東京公演

https://www.quartet-online.net/ticket/manathunoyuki?m=0lfeigh



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