ひとりの人間の影響。

昨日まで絶好調の活躍していたかに見えた人間も、ある瞬間、そのステージから転落、その名声を瞬時にして失くしてしまう、そんな人生もある。

メディアでおなじみの人であったならば、その分、何か事件・事故を起こせば
一般人より影響は大きい。経営者であれ、芸能人であれ・・・。
経済的な影響も含めて、効果もダメージも両方ある。周囲に多大な迷惑をかけてしまうことも多い。

よく考えれば、大騒ぎするほどのことでなくても、そっとしておけばよいことでも、メディアはそれが仕事だからスキャンダルなど、どうでもいいことにも喜んで群がる。それがネタであると、必死に詳細に追いかける。すべて面白半分、興味本位的に。
社会のために取り上げなくてはならない話題を探すよりも、そっちの方が
つくりやすく、注目を集めやすいからだと思われるが・・・。

事柄の影響を大きくするかどうかは、メディア次第だ。
良きにつれ、悪しきにつれ・・。
メディアの当事者たちは、そのことの意味・意義、自分たちの役割を理解しながら、仕事をしているだろうか?そうであってほしい。

マスメディアとマスインフルエンス。
無責任な拡散は、人権を脅かすことも・・。その人の人生を終わらせることもあるかもしれない・・。もちろん、何があっても応援するという熱烈なファンもいるかもしれないが。

とにかく、有名になるということは、表も裏も、光も闇も見られているという自覚、メディアに出る仕事をする、人前に出る仕事をするということは、みんなの憧れ、夢であり、ある種のお手本であるべき・・というのはきれいごとか。

自分に置き換えて考えてみる。
知らない人に影響を与えるほど、ビッグになる必要はない。そうしたいという思いは今のところない。
ひとりひとり、目の前の人に小さな良い影響を与えられる人であり続けたい。

とにかく。メディアを使って自己表現する仕事をする人には、より一層、その影響力ということについてきちんと考えて行動をしてほしい。
メディアに出る人以上は、みんなに夢と元気、希望を与える存在でなければ。
自覚と責任。
何かあると家族が一番、気の毒でもあり・・。
いい年をして、やっぱり親に心配かけるのは、一番避けたい。

これも含め、みんなの教訓になってしまうのも複雑だ。
とにかく、何事も自覚と責任と、影響。このことを肝に銘じよう。





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