最期を想像しながらの朝寝。

先日、ベートーベンハウスに行った際、楽聖と呼ばれるまでになったベートーベンの生まれた屋根裏の部屋を久しぶりに見ながら、そのあと、その隣の部屋に展示されているデスマスクを見た。

生まれた部屋と、亡くなったときの顔。
両者を見て、このひとりの人間についての一生がよりリアルに迫ってきた。
デスマスクか・・。

朝、お腹がしくしく痛くなった。寝不足か、緊張か。
ちょっとしんどいので、横になる。
静かな朝だ。
もし、このまま痛くなり続けて、もし、このまま・・・だったらどうしようと
思っているうちに眠りについて、そして目覚めたらその痛みは治まり、安心した。

しかし、時と場合において、そのまま死んでいくことだってあるかもしれない。

ふと、このまま死んでしまうのかな・・と思ったら、死ねないなと思うことがあった。親の顔が浮かぶのだ。夢だったのか何かわからないが、母らしき老婆がなんだか踊っているのだ。あかん、あかん、死んだらあかん。とでも言いたいのだろうか。意味不明のサインを見ているうちに眠ったようだ。

あ、おいては逝けない。先にいってはいけないんだ。

V最近、「イツカサイゴ」という曲を歌いすぎているから、そんな想像もしてしまうのかもしれない。

生身ゆえ、時にはそんなこともあるけれど、おかげさまで今朝は元気にスタートです!



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