アメリカへ行くとき、さらにそこからユーロに進むとき、太平洋と大西洋を渡る。
海、陸、海という大移動だ。
アメリカから、アルゼンチンに行くときは、海、陸、海だ。
一方、ユーロ方面を目的地にするときは、日本海さえ越えればあとは
ユーラシア大陸横断。陸の上を飛ぶ。
陸の上と、海の上。どちらが安全?安心だろう。と飛行機に乗って、世界地図の上での飛行状況をモニター画面で見ながら、あれこれ考える。
ずっと海・・・太平洋、もしくは大西洋・・・。うーん、ここで飛行機墜落したら、もう何もないな。
一方、ずっと陸・・の場合。海よりは、陸の上であれば、見つかる可能性は高いか?でも、砂漠や山の上に落ちたら?紛争地に落ちたら?人が暮らしているところに堕ちたら、大変迷惑がかかる・・・。
とにかく、いろんなことを想いながら、いざを覚悟す。
日々、世界のニュースに出てくる各地の都市の上を通過しながら、「ああ、今はダッカの上か、ウクライナか」と地名をチェックしながら、この下の世界はどうなっているのだろうかと想像を膨らませ、そんなことを想いながら、何事もなく、目的地に安全に着陸したとき、心からの安堵が生まれる。
これだけ多く飛行機に乗っても、墜落に遭っていないのは、本当にラッキーだ。
もちろん、一度遭ったら、もうおしまいなのだ。
海 を渡る、陸を越える。どっちもどっちか?
でも、基本的にその越えること自体が、好きなようだ。