ライブや公演では、演奏だけでなく、話もよくする。
それを楽しみにされている方もおられるようで、ありがたいような、いや、ありがたい。
先日の集まりでは200名ほどの男女、おそらく60代以上の方が多くお集まりであったと思うが、あるお客様は私が発する言葉ひとつひとつを、楽しんでいただいたようで、ずっと笑っておられた。
「奥様は魔女」のような、昔のテレビドラマのように笑い声がしこんであると
つい、つられて笑ってしまうが、今回、あのお客様はそういった役割でもあった。
その笑ってくださる話のネタの多くは、私の身近な話題から生まれたものが
多い。大変くだらなかったり、ときには自虐的だったり、ときには一人二役であったり、まあ漫才や落語ももしかしたら、ヒントになって
いるのかもしれない。
うわっつらの言葉ではお客様は笑い続けない。
「あるある」・・と身近に感じてもらいつつ、「そうそう」と思ってもらって
「そうか~」と気づいていただいて、「ああ、そうだな~」と納得していただけて、そして、そのあと、お客様の心、言動、行動に何か変化が起きればうれしい。
こんなことを思って、最近、毎日、暮らしている。
深刻ぶらずに、軽快に人の心にタッチできたらいい。
笑ってくださる、泣いてくださるお客さまが、私を支えてくださっている。
心豊かに、よく生きることはネタづくりにつながる。
ネタが自然と口に出るように、いろんな感動を求めて歩く。西へ東へ。遊びながら仕事に勉強になる我が人生は、とても楽しく幸せだ。