お元気?中南米の彼たち・・

チョコレートの原産地としても、有名なベネズエラ。今、日本ではチョコのお祭りで賑わっているが、あちらでは、国が揺れている。
ものすごいインフレだそうで、ちょっと想像できない。ニュースを観るたびに
以前、ブエノスアイレスで出会った、ベネズエラの青年を思い出す。
彼は、一人旅でベネズエラからアルゼンチンに来ていた。テレビなどで見る日本のことを恐ろしく忙しい国だと言い、私が初めて会った日本人だといった。たまたまアルゼンチンタンゴを見に行ったタンゲリーアで偶然となりの席になったのがきっかけ。その翌日は誕生日だというので市内で待ち合わせしてコーヒーで乾杯、チョコをプレゼント。もう忘れたがちょっとスペイン語も教えてもらったり、その後も何度かメールをやりとりし、CDも送ったり、、。いつかベネズエラにも行きたいと思っていたが、ここ何年か連絡は途絶え、その消息も不明だ。元気でいるなら、シアワセならいいのだけれど・・。
一方、NYに行くたびに、お世話になっているイエローキャブ。運転手のほとんどが移民であり、NYの場合は、特に中南米からの人が多い。
前回も「どこからきているの?」「ホンジュラス」と言われ、最初は??どこ?と思ったが、カリブ海にある小さな国。アメリカに出稼ぎにくる人は多いと聞いた。最近のニュースで、このホンジュラスでは、ギャングが増えて、大変危険であるので、アメリカに移住しようと国を出る若者が増えているという。小さな子どもたちを連れての移住、いつか年老いた母親を迎えに来るというが。命がけの出発。
そんなときに、トランプの壁のことを思い出し、大丈夫かいなと知らぬホンジュラスの人たちのことが心配になる。

世界中が動いている。あれている。
出会った、どこの人も無事なら、元気ならよいのだけれど・・・。
トランプの教書演説を聞きながら、中南米の出会った、すれ違った人たちのこと、その人達の家族のことを思う。
世界はどこへ向かうのだろう。どこも、ここも大丈夫じゃない・・。

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