たとえば、日帰りで東京に、京都に行く。かつて住んでいたころは、そこでの1日について、そんな考え方はなかったけれど、今はちょっと違う。出かける以上はモトを取って帰ろうと思うのだ。パソコンをもって空き時間にパソコン仕事も
という考え方もあるが、それはあとで帰ってからまとめてやるとして、そこでしか体験できないことをとにかく優先しよう。という考えだ。
数日前の京都では、気が付けば二万歩近く歩いていた。打ち合わせ、待ち合わせの間の時間を無駄にしたくないと、歩いたことがなかった小道をどんどん歩きながら、京都の裏の顔を見ながら、平安京の足跡を見つめ直す。
昨日の東京でも、喧騒の週末は本来避けたいと思いつつも、せっかく来たならばとTOKYOらしい売り場、空気を感じる場所に身を寄せる時間をとる。気がつけば、20000歩ほど歩いていた。今の自分なら、この町をどう感じるのだろう。街の変化を肌で感じ、その頃の自分を思い出したり、忘れかけていた人とのやり取りが蘇ったり、、。そんなタイムトリップも含め、私にとっては、モトをとることのひとつ。
東京の場合は、人の観察も意味がある。
消費行動のさかんなこの町で、押し流されていくように消費の時間をまさに「費やす」人たちを見ながら、いろんなことを感じとることも大切だ。
とにかく、どこにいても同じ。ではない時間の使い方、作り方が良い。どうせ行くなら、そこでしかできない時間を楽しもう。
モトをとるワンデートリップを
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