あらゆる常識を変える。といえば、とても聴こえがいいが、これは常識、良識を壊すという世界。
東隣の大国の大統領の行動、言動にはこんなに遠くで、間接的に観察しているだけでも、ハラハラする。次は何を言い出すか、しでかすか。
いろんな世界の秩序を当たり前のことのように、ブルトーザのように壊していくようにも見える。
以前、西側お隣の大国では、これをやる!と政府が決めたら、いやおうなしにそうなることに驚いた。そこに民意などない。ここに道を作ると決めれば、まもなくそこにあった家はブルトーザで壊されて、平地になっていく。強力な国家権力。その強引さと、冒頭の東隣国のトップの強引さは、実はとても似ていると感じる。
この国たちに挟まれた小国。せめて島国でよかったと思わざるを得ないが、緊張感が高まり続ける今日この頃。
大切なメッセージが、まずはツィッタ―で発信される。主要メディアであったはずのテレビは今やそれに続く、セカンドメディアに成り下がっている。「トランプ大統領がマティス国防長官が退任すると、ツィッタ―で発表しました」とテレビのニュースがそれらしく話しているのを聞くたびに、SNSからニュースネタが、しかも もともとつぶやきのメディアであったツィッタ―がもっとも有力なメディアになってしまっていることに対して違和感が消えない。
もっとも良識ある他国のリーダーからは、まだそういった情報発信はない。
その反面、プーチンのメディア戦略はもっと立体的で、計画的で賢さを感じる。年末恒例の記者発表会を見ていて、プーチンは従来メディアとの関係をしっかり作っていこうとしている姿勢が見えた。その模様をニュースで世界に発信していることにより、より効果的な影響の広がりを意図していることを想像する。
メディアにはメディアの特性がある。誰が何を誰に伝えたいのか。。。についてきちんと考えなおした場合、易き方向に流れていくことには気を付けた方がいい。
簡単に発信できるイコール簡単に取り消せる。では困る。
発信の重さ、責任と影響を改めて、身を以て。