同じ「あい」なら、、、。

マーケティングとは何か?について、30余年、気が付けば自分が関わる仕事で、関係で模索し続けてきた。当時は、マーケティングコミュニケーションという観点で。企業とお客様が、社会全体がうまくつながる関係づくりについて考え、その手法や表現を企画提案してきた。思えば、今よりつながることが難しい時代だったかもしれないが、つながった時の喜びは大きく、手ごたえもあったかもしれない。

そんな時代からお世話になってきたあるお方。長き歳月を越え、それぞれの役割が変化していっても、今なお、仕事について、人生について忌憚なき意見交換をさせてもらえる。心の底から自分の考えを伝えることができる人は、そんなに多くないけれどその方とは、根本の価値観が合うせいか、ずっとおつきあいいただいている。

久しぶりにお会いし、今お互いが関わる企業との会話のなかで、一番大切にしていることとは何か?の議論になった。

その答えは、「愛」。

ビジネスに愛?と首をかしげる人もいるかもしれないが、私にとっては愛はビジネスでも不可欠、最重要の要件だと思っている。もちろん生きることが仕事と思っているため、自然とつながるのであるが、仕事をうまくやるには、愛がなければ成り立たない。無意識に進んできたが、今ふりかえれば、そうなのだ。

ビジネスにおける愛とは、相手の立場に立つということ。自分の利益より、まず人のために役に立つように考え、動くこと。このことを愚直にやり続ければ、やっていれば道はおのずと開けるのだ。また、道を開こうとするのが先ではなく、まずはお役にたつこと。

愛のマーケティングは、まず相手の立場にたって考え、自分ができることを行動する。そこからだ。

どんなことがあっても、ロボットに面倒を見てもらいたくない。

人がすることには愛があるはず。だから、人にこだわりたいし、人に向けた発信をしていきたい。こんな話ができる相手がいることを、誇りに思う。

同じ「あい」なら、「AI」でなく「ええ愛」がいい。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク