長年利用してきたホテルチェーンの顧客情報の流出事件の報道。なんでも、昨日今日はじまったのではなく、何年も前から何度かハッカーによる情報流出があった模様。なぜ、今になって報道するのかもわからないが、グループ合併によりさらに外部から狙われる可能性が高まったのかもしれない。
と、以前はそんなことは自分に関係ない別世界の話と思ってきたが、気がつけばネット社会が浸透すればするほど、かつて想像しなかったような事態に出くわすことも多い。見知らぬ人からのメール。詐欺メールも然り。最初はいちいち、びびっていたが、最近は何がきても疑ってかかる。要注意。もちろん事前にブロックする対処も心がけているが、それでも時折まったく知らない、覚えのない海外からのメールも入る、怪しい文面。とにかくいちいち相手にせず、無視、削除。そしてこういう事例は他にあるのかをすぐチェック。ネット社会は困った面も多いが、すぐ情報が得られるという良い面もある。誰かが自分と同じような経験をしていることがすぐわかり、役に立つ。会ったこともない人に教えてもらっていることもあるのだ。よく考えれば不思議で、それがほんとうかウソなのかも見極めが難しい・・が、そんな中で毎日情報をかぎ分け、かぎ分け生きているような感じがする。
とにかく、今の世は、つながろうと思えば世界が広がる分、つながりたくない人や世界との接点もできてしまう。その覚悟ももちながら、自分と相性のあう手段で世間と関わっていくのが良いのだろう。
個人情報が流出しても、結局は他人は何もしてくれない。だから、自衛の精神で日頃から覚悟をもって生きていくしかない。便利は安心と相反する面もある。今日もどこの国からかわからない、不思議なメールを横目に、見えない網の目の怖さを感じている。見えない世界で見られているのだ。ネット社会は人間を変える。あまりいいこと・・ではないような・・。