忙しくならない年末

ここのところ年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなどと無縁の生活をおくっているような気がする。

多くの企業、ほとんどのお店は年末だからと忙しい。長距離移動の交通機関も予約でいっぱいになる。日本列島総移動のように、多くの人が同時に日本の空を陸を移動する。

そんな世間のバタバタを横目で見ながら、なぜ自分はゆったりしているのだろう。自分は普段通りに過ごしているだけだと思うが、企業や組織の場合は、まもなく年末年始の連休に入るため、その分の仕事をこなしているのだ。

休むからその前が忙しい。いわば楽しいバタバタなのかもしれない。

と、師走という言葉に似合わない12月をゆったり過ごす。年末年始は中でゆっくり読んだり書いたりもいいかと静かな時間を待つ。より静かに、より日常的な時間を過ごしたいと思う。

人が働くときもそれなりに働き、人が休むときもそれなりに働き、人がバタバタしている時にちょっと休む。

こんなスタイルに慣れてきた。

人が休む、働くときにその環境を作ってくれているインフラ業界、サービス業の方への感謝の念も生まれてくる。

バタバタしない師走は、世間がよく見えるという点で贅沢なのかもしれない。

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