赤いクリスマスのおお!シャンゼリゼ~。

今年で独立20周年、わがグラン・ルー誕生はパリのルーブル宮からコンコルド広場、そして凱旋門にかけてのシャンゼリゼ通りだ。コンコルド広場はマリーアントワネットが処刑された場所であり、自由の象徴。そこにやってきた移動式観覧車。それに乗り、シャンゼリゼ通りから何度も何度も眺めて、「人生は観覧車のように」が浮かんだ。だから、La Grande Roue はパリ生まれ。

コンコルド広場からまっすぐシャンゼリゼ通りを歩けば、凱旋門に出会う。

その凱旋門が最近、傷づけられている。デモ隊が暴徒化し、社会問題になり膜論大統領が国民に丁寧に自らの思いと反省を語るニュースも印象的で、フランスとは黙っていないで、きちんと言い合えるコミュニケーションレベルの高い国かもと思った次第。おかしいと思うことに、暴力はさすがによくないが、「反対!」の意を唱えることは悪いことではない。自分の意見をきちんという、聞く。それが自由の国、フランスの良さであると思ってきたが、最近は暴徒化しているのはいささか残念。そこまでしなくても、通じるだろという感じ。

おかげで、シャンゼリゼの週末は怖くて観光客も減っているとのこと。赤いイルミネーションが情熱から暴力に代わってしまっては パリの名がすたる。と、揺れるパリの12月を見ながら、民主主義とはやはりコミュニケーションであると、考える。

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