18歳のとき、なぜ音楽の世界を一度離れたか?
理由はいろいろあった。
経済面やあの世界の特殊性と、誰に教えていただいた、どのコンクールに出た、受賞した何位になった、、、、
と羅列するプロフィールやそれを作るための師弟関係づくりの独特な世界。
結局勝ち負けと、経済が絡んでいることに違和感を
抱いたこと、自分には無理だなと思ったこと・・・など。
今思えば、若かったとも思うが、
あのまま続けることは無理だったので後悔はないし、今までの道にも納得している。
あのまま続けていたら、今の自分ではなかったかもしれない。
今、改めて音楽の力でできることを考えている。
そして先日も触れた「駅ピアノ」のように、
勝ち負けのない自由なアーチストを目指したい。と
強く思っている。
1人でも2人でも10人でも100人でも、その一人一人にじんわりと感動してもらえる、
共有される表現者でありたい。
心に響く演奏を。
勝ち負けのないピアニスト。
今、改めて、とても憧れる。