今はテレビも、ネットも24時間、買い物情報が満載だ。
とくにテレビでは、健康・美容・長寿に関する情報が多い。
アメリカでも、ネットをしない高齢者はテレビ漬けになっており、その人
向けの通販番組は健闘していると聞いたことがあったが、日本もその流れにある。
家にじっとテレビ見て健康器具買うよりも、外を歩けばいいのにと思うが・・。
またパソコンを開けば、過去の閲覧歴により自分が興味ありそうと勝手に向こうが
思う情報が飛び込んでくる。はっきりいって、うざい!
とにかく、今、私たちは
寝ても覚めても、広告に囲まれて暮らしている。
みんな、それだけ売ろうと必死。買おう、買ってみようかと思ってしまう
瞬間を狙っている。
そして年末に向けて、クリスマスに向けて、この季節は一年のなかでも特に、
消費意欲をかきたてるプロモーションがいっぱい。
子どもの頃は、クリスマスもお正月も一年を代表する一大行事であった。
子ども会でもらえる、バタークリームの小さいケーキが本当にうれしかったことを
今も思い出す。
今はいつでも美味しいものを食べ、欲しいものを手に入れることができる
生活になっているため、昔よりハレ感はなくなっているようだ。
でも、それでもやっぱり楽しみたい、特別な日という感覚は今も変わらないようだ。
無理やりギフトという感じでもある。
24時間いつでも買える時代。
これはいったいなんだろう。
常に売るためのあくなき仕掛け。情報発信。それを受信し、行動する生活者。
そんなに心動かされるものがあるのだろうか?
買い物っていつまでもしたいだろうか?
何かからの逃避なのかもしれないが。
買い物しか楽しみがない人も多いのかもしれないが。
一見豊かなこの社会に、つまらなさ、想像力の貧しさを
感じてしまう。
いつまで所有、消費を核に生きていくのだろう。
最期までモノを求めるのか。
今改めて注目しておきたい。
ものを手に入れることも、クリックひとつの消費ではなく、
素敵な思い出になるようなそんな経験がいい。
昔はそうであった。
ゴミをこれ以上増やさない行動、暮らしを・・。