最近、来年1月に閉館するという、名古屋の昭和の繁栄を支えた
中日ビルの存在に改めて心寄せている。
これで最後のビアガーデン営業と言われれば、今まで行ったことがなかったのに
では、行ってみよう、名古屋の繁栄のシンボルであったこのビルから
名古屋の街を俯瞰しておこうと、ビアガーデンに足を運び、主要フロアで
開催されている昭和の写真展などを見ながら、古き良き時代をしみじみ味わう。
両親たちの若い時代、名古屋は栄は、憧れの都会であっただろう・・と彼らの
青春も勝手に想像する。
今はなき、中日劇場というのも、よく聞いた名前。
そして、そこにあるカフェレストラン。
これまで足を運んだことがなかったのに、閉館何か月か前にその存在を知り、
気に入って何度も訪れる。
世の中に、期間限定とか〇〇限定と言って、販売している商品は無数にあるが、
その期間限定は少々怪しい場合もあり、好評につき、延長・・などと
平気で言う。
でも、人々はその限定宣言に弱い。
しかし、こちらは正真正銘、ビルの老朽化による閉館であるので
もう間違いなく、なくなるのだ。
と思うと、この期間限定は、重くて、名残惜しい。
もう閉館まで、カウントダウンに入っている当ビル。おそらくこれから
思い出つまったこのビルには、閉館が近づくにつれ、多くの人が足を
運ぶだろう。
今年は、栄にある75年の老舗百貨店が閉店。そしてこのビルも・・。
期間限定。
人間は、期限を切られると弱いという身勝手な動物でもある。
ずっとあると思っているものも、実はすべて期間限定だ。
自分自身も、惜しまれる 期間限定品でありたい。