「東京ライブはいつやるの?」
と、いつも待っていてくださる方。
「マーサさあ、立ってピアノ弾いて、かっこいいよなあ。」
「歌もトークもいいけど、ピアノがなんともさ、俺にはさ・・・」
と、そんな言葉をかけてくださる ライブのお客様 Iさん。
年頃はたぶん、ひと周り上ぐらい。
職業は骨とう品やさん。
東長崎にお店を構える。
今月で道路拡張工事により、お店を近くに移動されるとのこと。
もう2~3年お会いしていないが、偶然、西武池袋線沿線に用事ができ、
瞬時に思い出し、すぐコンタクト。そして幸運の再会。
熊本生まれで、東京暮らしが長い。
アンティークショップを何十年も続けているという不思議な方だ。
ライブのときも、花束とかでなく、店の商品でコーヒーカップなどを
もってきてくれる。ちょっと不思議な方。
仕事で出会ったわけでもなく、たまたま地元のアーチストからの
紹介。さらにそのIさんは、自分からどうこう言ってこない
控えめな紳士。
でも「これから行ってもいいですか?」
というと、駅まで迎えにきてくれる。
アーチストとしての私を客観的に見て、そして静かに
応援してくれる人。
正直、働き者にはあまり見えないけれど、
なんだか、ふんわりとした生き方に好感をもつ。
今回、久しぶりに東長崎の駅前でコーヒーを
ご馳走になり、
ああ、こういう方に応援いただけるのも
うれしいなと思った次第。
もし、彼の店に骨とう品のピアノでもあれば
すぐにライブをするのだけれど。
不思議な職業。古物商。
人のいろんな人生を見せる仕事でもあるんだな~。
また Iさんに会いに行こう。