どこの社長さんが謝罪しているのか?居酒屋のテレビに映っていたおじさん。
む?どうやら、沢田研二さんらしい。あの?え?同姓同名?いや、あの人ご自身だ。
9000人の予定が7000人しかお客さんが集まらないので、本番直前にコンサートを
中止されたとのこと。
契約上の理由だとのことで、本人の謝罪インタビューは、またまたマスコミのいいネタになった。
SNSではもちろんさまざまな声があがっているようであるし、それはごもっともと思う。
そして、一人のアーチストとして、思ったこともある。
何をもってプロというのか?ということである。
契約を前提として仕事をする。何よりもそれが優先される。
その考え方、もちろんプロである。
今回はそれが理由であったようであるが、
私の考えるプロとは、ときに赤字になることがあったとしても
お客さんが一人でもいてくれるならば、やる!やりきる!。
そして、そのお客さんに喜んでもらうように ベストを尽くす。
それがプロ。
それが次につながると信じている。
もちろんジュリーとマーサは比較にならない。別世界に住む
アーチストであるが、規模は別として、
人に向かって何かを発信するという点では
共通しているし、ライブをやる、コンサートをやるということに
おいて、いかにお客様に喜んでもらうかということを考えて
演じるという点では共通していると思う。
ただ、ジュリーは個人でやるのではなく、集客・演出のプロと
組んで、多くの人を集める、集めてもらう・・ことで自身の
ステージがビジネス的に成立し、その上でお客さんが喜んで
もらう・・という流れであろうが、
私の場合は、自分自身で集客もやる、ときには老いた母が手伝って
くれるというまったく自己責任の世界から始まる。
だから、お客様が来てくれる、来てくれない・・・は眠れない
夜もあるほどに。いつも心配だ。
いいステージを行う。は前提として、まずは集客なのだ。
でも、その結果、人数が予定数に満たなかったとしても、
どんなことがあってもやる!やるに決まっている。
もちろん突然の事故などあれば、別であるが・・。
7000人しか来ていないからやらない。
ではなく、7000人も来てくださっている。
赤字になっても、やらない赤字よりいいじゃないか。
第一、7000人も来てくれて、大感謝ではないか。
遠くから、あるいは高齢なのに地方から足を運んで
ジュリーに会いに来た人だっていたはずだ。しかも
入場料以外に交通費などお金もかかる・・・。
今回はそのコンサートの中止にかかる費用以上の
赤字になるだろう。
これまで積み上げてきた信頼を裏切ることになった
今回の決断は、今後の活動に影響が出るだろう。
結局、だれを向いて、どこを向いて仕事をするか
ということだろう。
と、偉そうに申し訳ないけれども、
7000人も来てくださって・・・なんと
もったいないことをされたのか。
といつも集客に悩む街角のアーチストとしては
そう思えてならないのだ。
そして、やっぱり人に依存してはいけない。
契約も大切だけれど、最後は自分に帰ってくる
のだから・・・お客様を大切にしなければ・・。
あ、偉そうな発言になってしまった。
昭和を代表したアーチストの信頼回復を願って
いる。
今日は別会場でチケット完売でコンサート開催。
先日キャンセルされたお客様の目には
どう映るか、、、。