親孝行という言葉は、最近なんだかとても気恥ずかしい感じが
する。
親に産み育ててもらった身としては、その恩返しをしよう、したいと
思うのは、ごく自然な気持ちであるが、
それをもって、親孝行と自分では絶対言わないし、思わないし、
黙ってこっそりしていればよいと思ってしまう。
年を取っていく親の助けになれば・・といろいろ思い、手をさしのべるが
年をとって踏ん張っている人ほど、いろんなことを思うのかもしれない。
自分で生きなきゃ、若いときのように思うように動けないことを想いながら
戦っているのかもしれない。
何でも手や口を出すだけが親切でもなく、
黙って見守り、
そして必要とされるときに、すぐ手を貸せる。
そんな、自然な関係が良い。
あまり気負って、親孝行しなければと思うのは
もしかしたら、相手にとってはうれしくないこともあるかも。
もちろん親がいないと孝行もできない。
親孝行って、結構難しい。
ほどほどに、適度に・・・がちょうどよいのかも。
親孝行は自分が後悔しなくてよいための。自己満足な
行為なのかも。
自分がその立場になれば、わかることだ。
親孝行って、ほんとうにむつかしい。
まだまだ修行中の我が身。