ブランディングのむつかしさ

マーケティング・広報などコミュニケーションの仕事をするときは、当然、本名で
やってきた。
この仕事でも、改名したり、芸名で活躍される方もおられるが、そこまでは考えない。

一方、ミュージシャンやラジオナビゲータなどの仕事の場合は、
ちょっとイメージ・雰囲気も変えたいと思い、
Mahsa(マーサ)と名乗ってきた。

このMahsaという表示は、メールアドレスなるものが必要になった四半世紀前に考えた
もので、造語のような名前であり、正式にすぐに「マーサ」とは読めない。
が、ある程度、おなじみの方にはかわいがってもらってきた。

このたび、初めての土地で、他のアーチストも出演されるイベントで
自分のことを名乗るとき、また教会など厳粛な場所での演奏となる場合、
はて、どっちを使うべきか?と少々悩む。
しかも初めての土地なので、ニックネームにしようが、本名であろうが、
私のことを知る人はいない。

今尾昌子か、Mahsaか、マーサか。
ミュージシャンもジャンルによって、名前の使い方が違う。
クラッシックの世界だと、本名の人が多いが
ビジュアル含め、存在そのもので世界観を作りたいジャンルでは
芸名を使うことが多い。
たかが名前であるが、なかなか悩みがいもある。

今回の結論は、まずは、今尾昌子でいく。
TPOで、場所で、目的でMahsa、(マーサ)を使う。ということに。

四半世紀前に、もっとよく考えておくべきだった。と今さらながら迷うことも
あるが、それはそれで、悩む場面が増えてきたことは決して悪くない。

自分のブランディングは、名前と大きくかかわる。
商品もそうだ。ブランドとは、自分をどう刻印するか・・であるから。

時々、悩める場面を楽しみたいと思う。

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