十字架はカタチ的には、+のカタチであるが、クロスという意味からすると、×(かける)である。
足すのではなく、掛け合わす。
最近、クロスな生き方、クロスな仕事について考える。
人はひとつの仕事だけをしなくてもいい。
そこに固執しなくてもいい。
できることが2つ、3つあるなら、それを掛け合わせて誰もできない
面白い仕事をつくってもよいのだ。
ずっとそのことを考え、小さな挑戦を続けているが、このたび
介護福祉士をしながら、劇団を主宰している俳優・監督なる青年の生きざまに少し触れ、
触発された。
介護の現場で演技をし、演技のなかで介護を取り上げるのだそうだ。
そして、介護と演劇は相性がいいと。
演ずるということでの人の幸せの在り方を追求しているのだろう。
実に共感できる、いい生き方だ。
さて、私は?
コミュニケーションクリエイターという仕事を20年経った今、それを分解し、
構築し直すいいタイミングだ。
人をつなぐことができる、人に元気を与えることができる・・・それを
どんな方法で?_
言葉で文字で音楽で、笑いで・・。
これを高齢化社会の中で生かせる新たなクロスを実現できないだろうか。
最後は、何のために。自分は何のために生きるのか・・のための
クロス発想である。
この掛け合わせは、人生のあらたな化学反応を試みるものでもある。