青春時代のシンボルの復旧を願う


写真ではちょっと見づらいかもしれないが、由緒ある神社の拝殿が倒壊した現場の様子だ。
先日の台風21号で、まさかの大被害が 京都の神社にも及んだ。
1650年に建立されたというから、約370年という長い時間を地元の人々に愛され
存続してきた当神社。
桜の名所でもあり、また学問の神様、北野天満宮からほど近く、毎月25日に開催される
天神さんの日には露店がこの神社の前までも続く。

私にとっては、田舎を飛び出して初めての一人暮らしがこの神社の前のワンルームから
始まったというご縁。
だから、青春時代の始まりの場所。
毎日のように通り、春には桜を愛で、時には境内で売っていたたこ焼きを買い求めた
贅沢な日々。

卒業、引っ越ししても、懐かしの平野神社としてずっと心に刻み続けていた・・・
そのありがたき思い出の場所が・・・こんな風につぶれてしまった。

おそらく 衣笠で学生時代を過ごした人にはショックな出来事だろう。
このほど、現地を訪ね、わずかばかりのお賽銭(寄付?)をし、おまいりをしてきた。
早く、またこの立派な拝殿が元通りになりますように。
何か活動の応援ができるならばと今、考えている。

大切な場所が天災でなくなる・・・本当に残念なことだ。
いつまでもあると思っていてはいけない。
だから、いろんなものも、人も、場所も大切にしていこう。

台風被害の痕跡が消えない京都の町・・。
早く元通りに・・・。混雑しすぎていないのは、よかったけれど
健全な賑わいが戻るように。

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