神楽坂時代からのおつきあい。もう20年以上になる。
役職が付き始めた頃の出会いだったが、あれから
地道に仕事をして、大きな役割を担うようになり、
それでも地道さは変わらず、組織の縁の下の力持ち
として、コツコツと努力を重ねてきた。
その背中を見て、組織には前に出る人だけでなく、
支える人が必要だということを学ばせてもらった。
ときに励まし、ときに気になる話題で盛り上がり、
仕事について、人生について話せる間柄になった。
信頼関係はコミュニケーションを重ねることで
生まれるのだということも学ばせてもらった。
まもなくその仕事も卒業となる。
その前に、慰労会を・・ということで、
お気に入りの小籠包で、乾杯。
「やっぱ、これが一番おいしいよね」
何度も聞いた言葉であるが、うれしい言葉。
互いが笑顔になる食事は楽しいもの。
ひとつの組織でひたむきにがんばってきた人生。
それを終えて、新たな世界に向かって再スタートされる。
違う世界を見る、これまでの経験をそこで生かすこと
が、社会貢献にもなる。
しんみりした話題はひとつもなく、未来に向かっての
話をして盛り上がった。
「今度、名古屋へいったら、味噌カツの店、案内してよ。
味噌煮込みうどんは…かたいからいいかな。あ、きしめんは
いいか」
と普段着の会話もうれしい。
最後まで責任を果たしながら、新たな挑戦に向かう。
その節目をはたから応援できることは、とても幸せだ。
次のステージでも、このご縁は切れないだろう。
仕事だけでなく、時代をともに駆けた仲間として
その人生を応援し続ける。
あと数日で卒業となる。
その瞬間まで、役割を全うされるだろう。
組織はリレー。次代にバトンを渡す。
人生はまだまだ続く。経験が増えた分だけ
進む道はいろいろある。
「70歳まではがんばろうかなと思っている。」
応援し続け、自分も走り続ける。
東京駅でいつもどおり、そしていつもより少し強く
硬く握手をする。
そして、いつもどおり、手を振る。
どうせなら、感謝される仕事をしよう!
この道はまだまだ続く。
改めて、いい出会いをいただけたことに感謝。
これからも、いい関係でお互い成長し続けたい。
卒業に心からお祝いと感謝の気持ちを届けたい。


